出品者目線のメルカリのメリット・デメリット
メルカリはフリマアプリの中で登録者数が最も多く、アプリダウンロード数は３０００万件。
登録者が多いということは、それだけ売れる確率も上がるということ。
他のアプリでは見向きもされなかったゴミ不用品が、メルカリに出品するとあっさり売れたなんてこともよくあり、メルカリを始めて半年で総売上１０万円を超えました。
上を見ればキリがないけど、汗水垂らさず不用品が１０万円に変わったと思えば充分満足できる額。
実際に使ってみた印象を紹介します。
メルカリで出品すると、誰に買われるかは運次第
取引回数が増えるぶん自分とは全く別の常識で生きている人とエンカウントする確率も跳ね上がります。
他のフリマアプリでは“購入申請”を設定する事で出品者が購入を希望する人のプロフィールや取引評価を見て誰に売るか選ぶことができますが、メルカリには購入申請の制度がありません。
購入通知に胸を躍らせて取引ページを開いたら購入者のニックネームが『†輝天亥姫†（仮名）』だった時なんてもう、相手の取引評価を見るのが怖くて怖くて怖くて怖くて。
経験上、ヤバそうなニックネームの人はたいがい評価もヤバい。
しかし、購入時に支払いが済んでいる場合は購入者の同意が無い限りキャンセルは不可能。
どんなに厨二ネームでも、評価が悪くても、震えながら取引するしかありません。
もちろん、めちゃくちゃ良い人に出会うこともあります。
『ずっと欲しかったので嬉しいです！忙しいと思うので発送はいつでも大丈夫です♪』なんて優しいメッセージを送ってくれたり、取引後の評価で大絶賛してくれたり。
育ってきた環境が違うからすれ違いは否めない。
メルカリ恐怖の２日間
購入申請がないので、メルカリでは“欲しいものは早い者勝ち”
商品を購入する権利は購入手続きをした人のものです。
例え出品者から『あなたに買ってほしい』と言われていたとしても、モタモタしてるやつが悪いというシステムです。
メルカリでの支払い方法は二通り。
- 購入時に即時払い
（クレジットカード、メルカリ内の売上金（またはポイント）、携帯決済） - 購入手続き後に振り込み
（コンビニ、ATM）
この２番が怖い。
購入手続きだけして支払いをしない不届き者が現れることがあるのです。
ヤバそうなニックネームで、取引評価が悪くて、振込み払いだと倍率ドン。
・買おうと思ったけど、やっぱりいらなくなった
・振込みに行くのが面倒くさくなった
不届き者の事情なんて知ったこっちゃないけど、どうせロクな理由じゃない。
振込みの場合、支払い期限は購入日から２日間となっています。
向こうが商品を買う権利を持っている以上、出品者は入金をただ待つしかありません。
ちゃんと支払ってくれるかわからないから発送準備もできないし、入金されるかもしれないから再出品もできない。
例えウソ丸出しの言い訳でも『キャンセルしたい』と連絡してくれる人はまだマシで、このタイプの奴はほぼ音信不通。
入金してくれたかな？何か連絡きてないかな？って何度も携帯を見るはめになります。
支払いのないまま期限を過ぎると、出品者の取引ページに出品キャンセルボタンが表示され、ボタンを押すと相手の同意無しで取引きを中止することができます。
もう連打ですよ連打。
メルカリのマイルールが面倒くさい
こんな風に痛い目に合ってきた出品者が自衛のために編み出すのが“独自のマイルール”
・購入前に必ずコメントしてください！
・プロフィールを読んでいない人とは取引しません！などなど
一見トラブル防止策に思えますが、マイルールを作るのはメルカリの規約違反。
それなのに、まるで正規ルールかのような勢いで横行しています。
出品者のマイルールにすっかり毒されている、またはトラウマになっている購入者も一定数存在します。
わざわざ『購入前のコメントいりません。専用ページも作りません』と書いていても『購入していいですか？専用作ってください！』といったコメントを送ってくる人は現れます。
できるだけ働かずに収入を得たい私としては、いくら購入希望者といえどもコメントのやり取りは極力減らしたいのです。
マイルール面倒くせぇ！
最初に言い出したやつ誰だよ。
売る方も買う方も無関係ではいられない問題。
ただ、もう一度言いますがマイルールはメルカリの規約違反。
トラブルが起きた時にマイルールのせいで不利になってしまうことも考えられます。
マイルールは作らず、買う時もできるだけ関わらないようにした方が無難です。
メルカリは手数料が高い
メルカリの手数料は売り上げの１０%
取引き相手が良い人だった時は「仕方ないか」って諦めもつくんですよ。
向こう（メルカリ運営）だって遊びじゃないんだし、便利な匿名配送も使わせてもらってるし。
問題なのは相手がクッソ面倒くさい奴だった時。
何度も何度も質問に答えてさ
あんまり聞かれるとこっちも不安になるからサイズを測り直したり調べ直したりしてさ
機嫌を損ねないように気を使いながら支払いや受け取り評価の催促してさ
ようやく売上金がもらえると思ったら手数料の名目で１０％も差っ引かれてるわけですよ。
あいつの！！対応をしたのは！！私！！
それでも、やっぱり登録者数が多い＝売れやすいからメルカリを使ってしまう。
人が集まる場所代として受け入れるしかないのです。
メルカリに出品して思ったこと：まとめ
面倒くさい部分も確かにありますが、メルカリのデメリットは「利用者が多いからこそ」発生している部分が大きいように思います。
『メルカリは事務局の対応が悪い』と言われてたりもしますが、私は何度かトラブルを解決してもらったことがあるので、そこまで悪い印象はありません。
末尾の刑をくらったことは根に持ってるけど。
結局のところメルカリが断トツで売れやすいし、売れてくれれば多少のことは気にならない。
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