実際に登録してみたラクマの印象
ラクマは楽天が運営しているフリマアプリです。
ラクマで出品されている品を購入する際に楽天スーパーポイントを使うことができます。
1ポイント=1円で50ポイントから利用でき、タイミングが良ければ楽天市場での最安値より安く出品されている品をポイントを使って更にお得に手に入れることができます。
普段から楽天カードを使って楽天市場で買い物をしている私のような楽天ユーザーには嬉しいフリマアプリです。
ラクマ、人がいない問題
メルカリ・オタマートが手数料として売り上げの10%が引かれるのに対し、ラクマは販売手数料が無料です。
『必要な人に使ってもらいたい』『喜んでくれるのが嬉しい』なんていう慈悲深い出品者ならともかく、私みたいな『置いてやってるんだから1円でも多く稼いできな!』っていう奉公先のイジワル問屋的な出品者にとって、この手数料無料はかなり大きなメリットです。
問題は圧倒的に人が少ないということ。
ほぼ同時に登録したメルカリでの売り上げが10万円近いのに対してラクマでは約3千円とその差は歴然。
昔集めていたものを小分けにして同時出品した時も、メルカリではその日のうちに売れて、別の人からも『売れてしまった○○はもう持っていませんか?』とコメントが来たにも関わらず、ラクマでは『いいね』すらつきませんでした。
結局ラクマの出品を取り消してメルカリへ出品し、『こうやってラクマ離れが進んでいくのだな』と実感したのでした。
フリマアプリ界の一時避難所
フリマアプリでは出品物は新着順に表示されます。
出品数が多いと一瞬で他の出品に埋もれ、スクロールの遥か彼方まで追いやられてしまいます。
人目に付きにくくなれば売れるチャンスも減るので、そんな時は定期的に再出品します。
初めのうちは写真を取り直したり、説明文を変えてみたり、値段を下げてみたりと工夫してみるものの、不用品な上に金も稼げないとくれば手間を掛けるのが煩わしくなってくる。
そのうち写真使い回しのコピペで再出品を繰り返すようになるんですが、同じアプリ内で何度も再出品するのは印象が悪くなる気がします。
自分が定価で買った商品がSALEになってた時とか、いつも求人募集している会社を見た時のあの感じ。
とはいえ、出品を取り下げている間に欲しい人が現われるかもしれないと思うと消すに消せない。
そんな時こそラクマです。
スキャンダルを起こしたアイドルが海外へ語学留学するように売れ残った物はラクマへ出品。
ユーザーの記憶が薄れるのを待ちつつ、売れる可能性は残しているという心の平穏が保てます。
時期を見て元々出品していたフリマアプリへ戻すのも良し、ラクマで売れればなお良し。
出品したことすらすっかり忘れた頃に売れたりするので、ラクマからの購入通知には毎回びっくりします。
ラクマは人が少ないということはライバルが少ないということでもあり、ジャンルにもよりますが放置していても埋もれにくいのかもしれません。
試しに2週間前に出品したおもちゃを商品名で検索するとまだ上位に表示されました。
『いいね』は1つだけだったけど。
フリマアプリ界の良心
このように、他のフリマアプリの受け皿の役割を担っているラクマ。
私が勝手に担わせているだけなのだけど。
出品を続けていると、上から目線の値下げ交渉や未入金でのキャンセルなど不快な出来事に出くわすことがありますが、今のところそういったことがラクマでは起きていません。
取引回数が少なすぎる感は否めないものの、『マイルール!』だの『通報!』だのユーザー数に比例して一触即発の雰囲気が強く漂う中で、ラクマは比較的まったりしていると感じます。
稼ぎが悪くても文句も言わず、いつでも穏やか。
だけど、ここぞという時には決めてみせる。
ラクマは大和撫子型のフリマアプリなのです。
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